左官鏝の解説、第2段を前回に引き続き説明させていただきたいと思います。今回のご紹介は、細工鏝と呼ばれる鏝の一部です。建物の「顔」となる壁や天井の仕上げを左右する大切な道具です。住宅・店舗・寺社建築など、あらゆる現場で美しい塗り肌と効率的な作業を実現する鏝になります。
エンバル・グリ・メンド・ランマ・張り通しなど様々な細工鏝があります。 その中から~ ✨ 繊細な仕上げに最適な「柳刃鏝」 この2種類の細工鏝をご紹介します! |
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柳の葉のように細くしなやかな形をした鏝です🍃 「柱まわりや狭い場所もきれいに塗りたい!」という職人の想いから生まれました。✨「最後の仕上げを美しく決めたい!」という職人にぴったりの一本です🎨柳葉鏝の大きさや形 四半:細い形状 四半柳:中くらい形状 お福柳:福よか形状 A:45・60・75・90・105・120・135・150・180mm |
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🔸 活躍する現場の一例和室の柱まわり・窓枠・建具まわり壁の隅や細い溝、角部の仕上げ
漆喰・珪藻土・土壁の細部補修 曲面や装飾的な意匠壁の仕上げ |
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その名の通り鶴の首のようにしなやかにカーブした形状が特徴の鏝です。 「天井のすみや曲面を、もっときれいに塗る鏝を作れないか?」 という現場の悩みから生み出されました。首部分の絶妙な角度としなりで、届きにくい場所でも均一な塗り面を実現。現代住宅の内装から、伝統建築の修復まで幅広く活躍しています🏠 鶴首鏝の大きさや形 通常:四半柳の形状 ツウジ:四半の形状 A:30・36・45・54・60・75mm 角:四角型の形状→A:寸法が60mm B:21・24・27・30・40・45mm C:55mm D:115mm |
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🔸 活躍する現場の一例天井と壁の取り合い(見切り)部分床の間やアール(曲面)壁
土壁・漆喰壁の奥まった箇所 和風建築や茶室の下地補修・仕上げ |
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「柳刃鏝」は繊細で美しい仕上げに、「鶴首鏝」は届きにくい場所の仕上げにそれぞれ適しており、職人の技と美意識を支える重要な左官道具です。
✅ 国内メーカー製の高品質鏝を厳選
✅ 職人の声を反映したプロ仕様ラインナップ
✅ 一丁ずつ丁寧に検品し、安心の品質をお届け
伝統と技術が融合した鏝を、ぜひ当店でお試しください。
また、お望みの商品がありましたら是非、ご相談ください。
ご来店をお待ちしております。